「こわい」のこと。
「こわい」こと、ありませんか?
あなたは 「こわい」こと、ありませんか?
「こわい」とは、怖いとか、恐いなど、恐怖をかきたてるものもありますが、それだけでなく、
強(こわ)いと書いて、「ごわごわして固い」「柔らかくない」「動かない」「ごつごつと固定してしまう」現象を指します。
※広辞苑
こわい【怖い・恐い】(「強い」と同源)(1)おそろしい。悪い結果が予想され、近寄りたくない。(2)人知でははかりがたい、すぐれた力がある。驚くべきである。
こわい【強い】(1)ごわごわしている。かたい。(2)けわしい。(3)相手の思い通りにならない。強情だ。執念深い。(4)つよい。てごわい。(5)生硬(せいこう)(世情に通じないで頑固なこと、表現などが未熟でごつごつしていること)である。(6)骨が折れる。疲れる。
※語源大辞典
コワイは本来「強い」意のコワイと同系の語。もとは「柔らかくない」の意味で、不自然に張ったように固くなるコワバルのコワとも同系である。コワ飯、オコワのコワも同じ意味。
体が柔軟でなくなる状態に通じることから、長い距離を走ったりして疲れた状態、息苦しいことをコワイという地域(東北、紀伊半島、中国西部、九州南部など)がある。
言い方をかえます。
あなたは、
「固く、動けなくなる、固定してしまう、固まってしまう」ような、「こわい」こと、ありませんか?
結婚が「こわい」 対人関係が「こわい」 人生の岐路(きろ)が「こわい」 就活(しゅうかつ・就職活動)が「こわい」
転職が「こわい」 独立が「こわい」 人と違うことをするのが「こわい」 親の期待に背(そむ)くのが「こわい」 など
「こわい」ことはたくさんあります。
「こわい」は厄介
正直、この「こわい」は、お化けなんかよりもずっとこわくて、厄介です。だって、自分ひとりではどうすることもできない気持ちが、しませんか?
お友達がすいすい結婚していく(ように見える、思える)。私も遅れたくない。けど、私にはあの「すいすい」ができない。
躊躇(ちゅうちょ)してしまって無理だ。
もう今の会社に居たくない。どうにかしたいけど、次に何かすることができない。次となると「全く頭が動かない」。
私も「こわがり」です。
じつは、私自身、何度も「こわい」思いをしています。
結婚するとき 会社をやめるとき カウンセラーの仕事を始めるとき 開業するとき
今でも、「こわい」ことは常にどこかにあって、「ああ、これこわいなあ、こわい、こわい」と折々に、いつもこわがって生きています。
でも、私はそれを、ひとつひとつ乗り越え、やりとげ、ブレイクスルーができました。
なぜだと思いますか?なぜ、私は乗り越えることができたのでしょうか?
あなたにも、できますよ。私が一緒に、応援します。
実は、そんなあなたの「こわい」は、チャンスです。なんのチャンスでしょうか。
あなたが「こわい」と感じること自体が、チャンスです。
今までの「あなた」
今まであなたは、お母さん、お父さん、先生、友達が「こわい」からあなたを守ってくれていて、「こっちがいいよ」「こっちにしなさい」と
言われるとおりに生きてきたかもしれません。
それとも、
誰ひとりとして、 あなたをちゃんと「こわい」から守ってあげることができず、
あなたはたったひとりで「こわい」と向き合い、自然の成り行きに「お任せ」してしまったり、
こころを麻痺させたり、 感じないようにしたりして、
でも、
その間あなたはずっと「こわい」のせいで何も行動できずに過ごし、今も「こわい」に こころが埋もれてしまっているかもしれません。
このままだと、いつも、ずっと、今までのパターンにつかまったまま、あなたはどうすることもできないのです。
「こわい」は、チャンスです。
ここまで読まれたあなたは、「こわい」感じが、少し自分にあることがわかるかもしれません。
あるいは、まだ「こわい」がピンとこないかもしれませんが、
「こわい」は、チャンスです。
もういちど、重ねて言いますが、チャンスのはじめの一歩は、この「こわい感じ」に気がつくこと、そのものにあるのです。
さて、
そもそも、なんで「こわい」のでしょうか?
それは、私の体験からきた言葉で表現すると「そのことが『ひとかたまり』すぎるから」なのです。
えっ?
とあなたは思うかもしれません。
「こわい」が、『ひとかたまり』すぎるって、どういうことですか?
それを、これからご説明します。
ひとかたまりの「こわさ」
たとえば、
あなたが「結婚」を「こわい」と感じているとします。
そのとき、「結婚」にまつわるあなたの心のイメージが『ひとかたまり』になって、あなたをおびやかしているのです。
その結婚にまつわる、「こわい」、『ひとかたまり』の心のイメージ
それって、いったいどんなものでしょうか。
いったい、何によって作られているのでしょうか。
まず、
世間の「結婚」に対するイメージ、
何歳までに結婚するべきだ、早く結婚しないと親不孝だ、などといった、世間が抱いている、とあなた自身が感じるイメージが、そのままあなたをおびやかします。
さらに、
「結婚」したあなたのお友達によって作られる、(と、あなたが思い込んでいる)イメージ、
お友達に先を越された、なんて幸せそうなのだろう、ほんと言うとウラヤマシイ、どうやって「結婚」までたどりついたのだろう?
私も早く「結婚」して追いつかなければ、という焦りを伴った「結婚」イメージ、
そして「結婚」している、というだけで「幸せ」であるという無敵で、鉄壁な確信を伴った「結婚」イメージ、
さらに、
そんなお友達を私も祝福したい、喜んであげたい、けどできないという、どうにもならないもどかしさ、絶望感、「結婚」していないと「幸せ」ではない、
というイメージが、日々、あなたのことをおびやかし続けます。
加えて、忘れてはならないのが、あなた自身のこころに深く刻印された「結婚」に対する、マイナスイメージ(負の結婚観)です。
あなたは、あなたの親の「結婚」を見ていて、「こわい」と感じていませんか?
なぜあなたの親は「結婚」した相手に暴力をふるったり、暴言を吐いたりしているのだろう?
もしくは、なぜあなたの親は「結婚」相手と全く会話をせず、お互い無関心で冷えきった関係なのだろう?
(ちなみに心理学では、「愛」の逆は「憎しみ」ではなく「無関心」です。無関心は、もっともむごい心の体験です。
だって、愛の逆なのだから。人間は、愛がなければ生きていけません。)
そうかと思うと、
なぜ親は陰で「結婚」相手の悪口を、子供であるあなたに何度も吐き出すように繰り返して、あなたが聞きたくないことまで暴露してしまうのか。
その悪口は、今もあなたの耳に、心に、刻印されています。
一番身近な親がこういう風だと、あなたの「結婚」自体が「こわく」なることは、ごく当然のことです。
引き受けさせられる「イメージ」
こうした、ひとつひとつのイメージが、それだけでも十分に「こわい」のに、あなたはこの「結婚」イメージすべてを、引き受け(させられ)て、生きています。
しかも、「こわい」はひとつひとつが足し算ではなく、かけ算のように大きくなるので、
あなたは今や化け物のように巨大化した「こわい」『かたまり』に、たった一人で対峙(たいじ)しているのです。
これが「こわい」が『ひとかたまり』すぎる、の正体です。
この「こわい」『ひとかたまり』の化けものを、そのままにしたままでいると、いったいあなたは、どうなってしまうのでしょうか?
どうなると思いますか?
「こわい」人になる?
やがてあなたはその『かたまり』に飲み込まれ、巻き込まれて、『かたまり』の一部になり、あなた自身が固く、険しい「こわい」人になってしまいます。
こんな不幸なことってあるでしょうか?
こんなに辛い、あなたの「こわい」こころの体験を、いったい誰がわかってくれるでしょうか。
あなたがやっとの思いで、そのこころの体験を親や友達に打ち明けたとしても、
「あなた何言ってるの?『結婚』ごときで、なにをこわがっているの。意味がわからないわ」
「『結婚』っておめでたいことでしょう?それを、「こわい」なんて、なにバカなこと言ってるの?」
と一笑されます。
「「こわい」なんて、そんなこと、考えすぎよ。」「他の楽しいことをして、忘れてしまいなさいよ。」と、
いとも簡単に話をすりかえられ、ごまかされて、解決させられてしまいます。
「そうじゃないと、あなた、「結婚」できなくなるわよ」と、おどされてしまいます。
そこで、またあなたの『かたまり』には
ひとつ、負のイメージが加わります。
あなたがこんなことで悩むのは、あなたが特殊で、変で、問題があって、欠陥人間だからというイメージです。
しかし果たして、そのイメージは、本当のものですか?
本当にあなたが自分自身に対して抱かなければならないイメージでしょうか?
それはあなたの本当の姿、本音のイメージですか?
こうして、親や友達にはぐらかされ、さらに負のイメージを一つ、背負わされたあなたは、
さらに苦しく悲しい気持ちになって、あなた自身が、少しずつ、さらに『かたまり』になっていってしまうのです。
あなたは、こうした『かたまり』をこれからもずっと、そのままにしておくしかないのでしょうか?
カウンセリングについて
ブリコルール・カウンセリングルームでは、あなたの人生におけるさまざまな「こわい」や『かたまり』をカウンセリングで、まずは見つけていきます。
その後「こわい」も『かたまり』も、ともに丁寧にほぐし、あなたの本来の姿、あなたが本当に持つべきこころのイメージへ向けて
「こわい」『かたまり』の変容((よい方向へ)様子が変化すること)を応援しつづけます。
途中、あなたが世間や他人の理屈に負けないよう、一緒に戦い、あなた自身が納得できる「解決」に向けた応援をします。
この「解決」「ゴール」とは、あなたの中にある、あなたにとっての最上のものです。
どのような「解決」、「ゴール」になるかは、唯一無二の、あなたのためのオーダーメイドのカウンセリングプロセスの中からつむがれます。
ブリコルール・カウンセリングルームは、あなたを、この「こわい」『かたまり』の問題で一人ぼっちにしません。
カウンセラーの私自身が、カウンセリングを受け、一つ一つの「こわい」『かたまり』を乗り越えています。
この私自身の体験からも、この「こわい」『かたまり』の問題は、あなた一人ぼっちで扱いきることはできません。
プロのカウンセラーとの二人三脚によって、最上のゴールが、最短でなしとげられます。
一人ぼっちで考え抜いてたどりつくものとは異なる、あなたの心をなによりも大事にするカウンセリング・サービスを行います。
私も、乗り越えることができました。
あなたも、きっと乗り越えることができるでしょう。
ぜひ一緒に、やっていきましょう。
ブリコルール・カウンセリングルーム
モギノリコ